転職をする前に行った事とその後の話

転職のきっかけは、私が企画したとあるプロジェクトの報酬です。この企画のおかげで、会社へ多額のお金が舞い込んだのですが、私への報酬は1万円に留まりました。しかも上司は、「報酬がもらえただけマシだと思って下さい」と言うので、正しい評価をされていないと思いました。あと、同僚に話を聞いてみた所、「同じような気持ちを何度か味わったよ」と言っていました。 常務や部長に相談したかったですが、身分の高い人達の話しか聞かないタイプなので、話をすることができなかったです。

退職を決意したのは、上司に「またよろしく頼むよ」と言われた時です。笑いながら言うので私の手柄を奪い、自身の利益に結びつけたと判断しました。なので、ここに長居をしても得ではなく、損をするだけだと分かったので転職先を探すことにしました。転職先は人材派遣会社の紹介で見つかっています。幸いにも、転職しようとする私の動きは会社へ発覚せずに済んでいます。 後に同僚から聞いた話ですが、上司は私の企画で良い報酬を得ていたみたいです。薄々と感づいていたので、話を聞いても特に驚かなかったです。

転職先が決まった後、会社を辞める前に気心が知れた人達に、自身の気持ちを伝えています。会社を辞める理由のことを話すと、「仕方がないですね」と言って納得してくれました。その中には私と一緒に退職したいと言う人もいましたが、結婚した直後だったみたいなので、気持だけ受取っておきました。 引継ぎについては、上司が選んだ人達は入社してすぐで頼りなかったので、経験が豊富にある同僚達に任せました。胸を張りながら「やり遂げてみせます」と言うので、頼もしいと感じながら会社を去りました。

新しい会社は前職と似ているタイプの企業です。私に用意された身分は、以前よりも良い待遇の係長でした。しかも、私が企画したことを知っていて、「実績があるので頑張ってくれ」と常務に言われています。本音で褒められたことはなかったので、嬉しいと感じました。それに上司にあたる人達は、部下の気持ちを分かってくれるタイプが多くかったため、困った時は相談しようと思いました。 正しく評価してくれると思った私は、張り切って仕事をこなしていきました。頑張るほど収入につながるので、働き甲斐がありました。この働きやすさと身分についてのことが、入って良かったと感じたことです。 悪かったことですが、入社してしばらくの間は、部下にあたる人達と上手く付き合えなかったです。いきなり新人が来て、上司になるから失礼のないように振舞ってほしいと言われれば、上手く接するのは無理な気がします。なので、部下達が私に対して心を開かないのは納得できました。ただ、時間をかけて少しずつ、私のことを理解できるように接していったので、数ヶ月もすれば会話をできるようになりました。また、会社の取引先へ向かう際に、何度か迷ってしまったことがあります。行った先は見知らぬ土地だったので、この時は新入社員に戻ったような気分でした。迷い続けると会社に迷惑がかかるため、携帯電話で地図を表示させながら取引先の場所へ移動しました。

以前の会社の同僚達とは、友人としても付合いがあったので、時々ですが近況報告をしています。会社の仕事の情報は教え合うのは無理ですが、会社内の雰囲気や上司のことは、よく教えてくれます。私がいた部署内は、同僚達が協力して企画を立ち上げているらしく、上司が付け入る隙がないみたいです。良い方向に向かっていたので、話を聞いた時は安心しました。 私も自身のことを伝えた所、「元気にやっているみたいですね」と喜んでいました。今後も友人関係は続けていきたいと考えています。